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飲み会での一言。「お酒、飲みますか?」を 正しく英語に訳すなら?

2023.4.23

英語を学んでいる人であれば
きっと一度は考えたことがあるこの疑問。

「英語はor日本語は、話せますか?」

こう誰かにたずねたいとき、使うべきはcanなのかdoなのか。
この疑問を元に、
canとdoの違いについてあらためて考えてみたいと思います。

まず、「〜語は、話せますか?」の場合。
Can you speak English? ではなくて、
Do you speak English? を使ったほうがいい。

これはよく言われていることですが
気になるのはこの理由ですよね。

いくつか他の例で考えてみましょう。

例えば、誰かと夕食に行ったようなとき。
メニューを見ながら、

「お酒は飲まれますか?」
こうたずねる場面、結構ありますよね。

この「飲まれますか?」は、「飲むことができますか」ということを意図していますが、実際には、「飲む習慣はありますか」と、日頃からお酒を飲んでいるか、確認する気持ちが隠れています。

なので、この場合は

Do you drink?

と「習慣」を表す現在形を使うほうがナチュラルで、
この表現なら、お酒が飲めないから「飲まない」人も、
飲めるけど「飲まないようにしている」人も
No, I don’t drink. と返事ができます。

ここでもし、Can you~ ? で聞いてしまうと、文法的には間違ってないものの、
「〜できる」=「〜する能力がある」から、
「お酒を飲める身体ですか?」
こんな風にも聞こえます。

このほか、食事に関する場面では

Do you like beer?
ビールは飲まれますか?
「〇〇は好き?」も使えますし、

あまり海外では食べないかな・・・?
と思うような食材なら、

Have you eaten natto before?
納豆を食べたことはありますか?

とHave you +過去分詞、で経験の有無を聞いてみると、

「飲めるけど普段は飲まない」
「食べた経験がない」
「あまり食べない」

のように、相手のことを思って尋ねることができます。

では、最初の「英語、話せますか?」のお話です。

英語という言語を話す「習慣」のあるなしを聞くのに、「能力の有無」を聞く can を使うと場合によっては失礼に聞こえます。

直球で訳すと、「英語を話す能力はありますか?」という感じですね。

なので、Do you speak English?
英語を話せますか?

Yes, I speak English and Japanese.
ええ、私は英語と日本語が話せます。

こんな感じで、現在形が使われる方が多いと一般的には言われています。

では、can が使われるのはどんなときか?
というと、

Can you drink the tap water here?
ここの水道水は飲んでも大丈夫ですか?

Is there anything you can’t eat?
(アレルギーなどで)食べることができないものはありますか?

こんな場面です。

単語が持っている世界観、
役割を意識して少しずつ慣れていきましょう!

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